営業の仕事は僕の天職です。
お客様と話すのも楽しいし、目標台数をスタッフみんなでクリアするのも大きな喜び。実際に入社してから販売台数は営業でもトップクラスです。
でも、この結果は僕だけの力じゃない。
自動車登録の事務処理も大事だし、納車前の整備も、洗車も、
それぞれのスタッフが一生懸命やってくれるからお客様にご満足いただけるクルマがお届けできるんです。
僕の1年後輩にスゴイ営業がいます。
販売台数もつねに1位2位を競う間柄。社員寮も一緒で一番仲がいいヤツです。
僕がリーダーになって営業チームを持つようになったとき、彼の事務処理スピードの低さが気になりました。
クルマを販売してお客様にスムーズに納車するために事務処理は必要不可欠です。
しかし、たくさんのクルマを売ったときは、どうしても事務処理が後倒しになります。
僕も営業ですからその点は理解して、何度か注意はしていました。
しかし、そのときの彼の机の上には、とても納車に間に合わない量の書類が散らばっています。
それを見たときに「これじゃダメだ」と思いました。
「おい、いい加減にしろよ!」
普段、僕は冷静なほうだと思います。むしろ感情をぶつけるようなことはしないほうです。でも、このときばかりはアタマがカーッとしました。「ここでの処理の遅れが、事務の遅れにつながる。1日処理が遅れれば陸運局への登録も遅れる。そうなると納車整備の予定も変更しなくちゃならない。みんなお前をサポートしてるんじゃない。お客様のために仕事をしてるんだ!」
いつの間にか涙が出てました。話をしているうちに、事務処理ができないのはオレがキチンと教えてないからなんじゃないか?人に教える、人を動かすのはこんなにも難しいのか?そう思うと自分が情けなくて情けなくて、気づいた時には泣いていました。
ちなみにそのあと、後輩と二人で深夜まで事務処理に明け暮れたのは言うまでもありません。
僕の夢は35歳になったときに
上武社長の右腕として経営に参加することです。
クルマに関わる新しい事業を任せてもらって陣頭指揮を取るっていうのもやってみたい。
そのために必要なことは今のうちにできるだけたくさん経験しておきたい。
そしてこれからカミタケモータースに入社してくる人と一緒に新しい歴史を創っていこうと思います。