就職活動は、接客できる仕事に絞っていました。
アパレルのショップなんていいなぁ…と思いながらリクナビで会社を探していたときに出会ったのがこのカミタケモータースでした。
上武社長のインタビュー記事も面白かったし、採用選考の中で「劇を演じてください」と言われたりして、ちょっと変わってて面白いなぁ、という印象でした。
その後、面接が進んでいくなかで、お会いする先輩の方々の楽しそうな顔を見て入社したい!という気持ちがますます強くなったのを覚えています。
私の仕事は、車検のコバックでのフロント業務です。
車検整備のご依頼などでお越しいただくお客様への接客から、お電話予約へのご対応、部品発注など多岐に渡ります。
そもそもクルマのことをまったく知らなかった私は部品の名前もわかりませんし、車検手続きの流れもわからない…
そんなときに先輩がマンツーマンで教えてくださったからこそ今の私があるというのは、間違いありません。
私たちは1ヵ月に○台という目標を立てて、それをみんなでクリアしていくのがミッションです。そもそも車検というのはお金もかかりますし、クルマも預けなければならない。
お客様にとってはあまりうれしいことではないんですね。
そんな時間をいかに気持ちよく過ごしていただくかは担当する私たちにかかっているところが大きいのです。
ある日、こんな出来事がありました。
朝から小さな気になることが積み重なってお客様に伝えるべきことをお伝えできないことがありました。
先輩や他のスタッフが話してくれるだろう…そんな甘えがあったのかもしれません。
「もう家に帰っていいから!」
そんな私の姿を見ていた先輩にストレートに言われました。
お客様は私以上に車検のことがわからない、初めての車検で不安な場合だってあります。
そんなときにいい加減な対応をしてしまうと二度とカミタケモータースにお越しいただけなくなる。
接客の仕事を目指していたのはお客様に笑顔で「ありがとう!」って言ってもらうためだったはず。
さすがに叱られた当日はかなりヘコみましたがその日を境に、自分がどんな状態であってもお客様に誠実な応接を行うことを心に誓いました。
「池松さんに会いたいからちょっと寄ったよー」
そういっていただけるお客様をひとりでも多く増やすこと。
それが私にとって、いちばんのやりがいになっています。